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JECA 東松山福音教会

日本福音キリスト教会連合 東松山福音教会

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岡山先生の本集会

  
  「天国と極楽」は、現在、
  出版社倉庫にて在庫切れの状態です。


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天国と極楽
 (死後、どこへ行くのか?)
 キリスト教と仏教の死生観」
 岡山英雄 著 (いのちのことば社)
 定価 1300円(税抜)



まえがき

天国とは
 死んだ後、「天国」へ行くと
よく言われます。
その天国とはどんなところなのでしょう。
美しいところ、楽しいところ、
愛する人たちとの再会の場、
さまざまなイメージが思い浮かびます。
けれども、そこは本当はどんなところ
なのでしょうか。
「極楽浄土に往生する」とも言われます。
では極楽とはどんなところなのでしょう。
 考えてみれば知らないことばかりです。
しかもそこは私たちが死後に行って
永遠に暮らすところであると思うと、
とても大切でありながら、
あまりにも知られていないことに驚きます。
 私自身、大学浪人時代に、生と死の問題、
人はなぜ生きるのか、死後どうなるのか、
もし死後が無であるなら、
生きることにどんな意味があるのか。
などの疑問に苦しみ、
解決を与えてくれると思われた、
仏教とキリスト教をひとりで学びました。
仏典とともに、
キリスト者の思想家や芸術家の作品に導かれて
聖書を読み進め、 数年後に回心し、
大学二年のクリスマスに洗礼を受けました。



      
仏教とキリスト教
 三年生になって
文学部の宗教学科に進み、
キリスト教と仏教の比較研究に取り組みましたが、
それからずっと両者の関係について
関心を持ち続けてきました。
 神学校を卒業し、牧師として
終末論を学んでいましたが、
研究のために渡米しました。
しかし、95年1月に学びを終えて
帰国して見たのは、
愛する神戸の町の変わり果てた姿でした。
阪神淡路大震災です。
見に見える世界が瞬時に崩れ去るという
黙示録的現実を目の当たりにして、
黙示録のさらなる研究を決意し、
翌年に渡英しました。
 イギリスで聖書の研究に没頭しながら
考えたことは、
自分がキリスト者であり
日本人であるとはどういうことか、
日本人キリスト者としての
アイデンティティとは何か、
ということでした。
そして日本文化の根源とも言える
仏教とキリスト教の関係の問題を、
次の課題としようと決意しました。
 四年間の学びを博士論文にまとめ、
`Irony in Revelation‘
The Paradox of the Lamb's Kingdom
and the Parody of the Beast's Kingdom).
2000.University of St. Andrews
.
 帰国して小さな本を書いて、
学びに一応の区切りをつけ、
「小羊の王国」黙示録は終末について
何を語っているのか、いのちのことば社、2004年。

ようやく仏教研究に取り組むことができました。

経典を読み、考え、
関連する本や論文を読む中で、
キリスト教と仏教を終末論の視点から
詳しく論じた書がほとんどないことに
気づきました。
 また仏教の良書が次々に出版されているにもかかわらず、
キリスト教関係の本はごく少数でしかないのも、
とても残念なことのように思えました。
そこで自分の研究テーマである終末論、
特に「天国」を切り口として、
キリスト教と仏教との関係を論じたのが本書です。
       


       
二十の側面
 「天国」、
天の国はどのようなところなのでしょうか。
この書では、まず天国の素晴らしさを見て、
次に
天国への道はどのようにして開かれるのかを学び、
最後に
天国と現世との関係について考えます。
 全体は五章から成り、
各章は四節から成り立っています。
二十の側面から、
天国がどのような国なのかを明らかにしてゆきます。
  およその流れとしては、
一章が父なる神に関して、
二章が子なる神キリスト、
三章は父と子の関係、
四章は聖霊について、
そして五章は終末に関して、天国を見てゆきます。
現世の生活に疲れたとき、
天国の素晴らしさを様々な面から思い描いて、
新しい力を受けていただければと願っています。
私たちの生と死について、
最も切実な問題である天国について、
ともに学んでいきましよう。






目次

まえがき
 天国とは/仏教とキリスト教/
 二十の側面/聖書と浄土三部経/
 呼び名/地獄は論ぜず/仏教の歴史

T 天国の祝福
 1 栄光の国
   神の栄光/宝石の都/無量光仏/
   七宝の国土
 2 生命(いのち)の国
   いのちの木/無量寿仏/
   極楽の池と樹/コーランの天国
 3 安息の国
   永遠の安息/イエスの休息
 4 和解の国
   愛と赦し

U 天国への道
 1 聖なる国
   人間の罪深さ/法然/親鸞/
   罪から救いへ
 2 憐れみの国
   神の憐れみ/信仰による救い/
   弥陀の本願/口称念仏/
   報恩念仏/ 一向専修/迫害と流罪
 3 贖いの国
   屠られた小羊/イエスの受難/
   菩薩の受苦
 4 復活の国
   アダムとイエス/シャカと死/
   イエスの実在性/救世主の預言/
   神話的/亀谷凌雲/月と太陽/
   升崎外彦

V 天国と家族
 1 故郷なる国
   天の家族/父の愛/二身説/
   相続の地/寄留者として
 2 祝宴の国
   小羊の婚宴
 3 共在の国
   共に在ます神/インマヌエル/
   キリストと共に
 4 歓迎の国
   天が開けて/アミダの来迎/義の冠

W 天国と聖霊
 1 聖霊の国
   神の国と聖霊/聖霊の降臨
 2 確信の国
   聖霊による告白/
   きょうパラダイスへ/不退転の位/
   二種廻向
 3 変革の国
   からし種/末法思想/
   厭離(おんり)穢土(えど)/
   困難な時代/麦と毒麦
 4 完成の国
   キリストの来臨/図/歴史の究極/
   栄光のからだ

X 天国と現世
 1 不動の国
   有りて在る者/神としてのイエス/
   実体と影/有と無/
   影の国/無数の仏国土/一切は空無/
   悟りのための方便
 2 賛美の国
   狼は小羊と共に/
   全被造物による賛美/蓮の花/輪廻説
 3 新しい国
   ヨハネと天国/パウロと天国/
   内村鑑三と天国/讃美歌三五五
 4 礼拝の国
   宇宙的礼拝/完全な礼拝/
   創造主への礼拝/地上の礼拝/
   安息と礼拝/礼拝の民

あとがき
 ふたつの疑問/さらなる課題/神のあわれみ
       







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